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コシラエル初めての運命の浴衣 十人十色 

2015.5.29

この夏 大塚呉服店さんと一緒に作りました、コシラエルで初めての浴衣限定35着が発売されます。主宰のひがしちかが、染工場で一反づつ、染料で直に描き染めた一点物になります。ぜひご覧頂ければ幸いです。 _MG_0390  
  運命の浴衣 十人十色 三十景 IMG_2024 「絵を浴衣にしませんか」と胸が高鳴るお話を頂き、その日の夕方にはも染工場へ向かっていました。工場は外観も中もとても独特な雰囲気があり冒険をしているようで、色の調合室はまるで台所と科学実験室のよう。工場長はアインシュタインのような風貌で、優しくそしてユーモアたっぷりのお茶目なお人柄。かつ仕事となると厳しくなるプロの目が頼もしい方でした。日本のアパレルブランドを支えて来たという年季をたたえた長く大きな染め台とその空間に圧倒され、色の残った刷毛のひとつひとつは美しく、色確認の為に付けたガラスのパレットまで、全てが私の好奇心をそそるのでした。 IMG_2004 午前中は水道が凍るほど寒い工場で働く方々の機敏な作業と冷たいお水を扱う手からは、働くということの厳しさにある本質を見せて頂きました。3日間描き続けた貴重な時間と、この企画に関わってくださった皆様の思いや苦労、楽しみや喜び、全てが絵に現れたと思います。 IMG_1592   IMG_1640 それらが反物として上がって来たときは、もう別の顔をしていて穏やかさも加わり、私の手を離れて既に独り立ちしている様に思えたのでした。これをどんな人が着るのかしら…。と想像するだけで心が躍ります。 _MG_0474   _MG_0458   _MG_0431   _MG_0519   _MG_0411 また、写真という形で記録することもできました。浴衣を着てカメラの前に立って下さった姿からは、それぞれの生き方までも垣間みれるような一瞬と、別の素顔と、よそ行きの顔が見れた様にも思えます。毎度ひとりひとりに向けてシャッターが切られる度、みんなそれぞれに美しいと感激致しました。そしてそのとき、このカタログのタイトル『十人十色』が浮かんできました。

それぞれの絵が 運命のだれかに届きますように。

2015年5月  ひがし ちか

 
6月6日(土)より大塚呉服店にて発売 ※浴衣は限定35着、すべて1点物です ※詳細(浴衣着用写真、価格、取扱い店舗等)は、こちらのWEBカタログをご覧下さいませ   *奥田染工場の代表・奥田さまがコメントを寄せてくださいました。    

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